
今年度初めての取り組みとして、2007年11月23日(金)勤労感謝の日に「しもつき遍路」を実施しました。これまでは学生のみの歩き遍路体験でしたが、今回は「地域文化論」公開講座を受講されている一般の方々4名も一緒に歩いてくださいました。車いす利用者の方には3年前からお遍路体験に加わっていただいています。お遍路のバリアフリーについても考える機会となりました。
行程 短大-第56番 泰山寺-第57番 栄福寺-第58番 仙遊寺 往復 約15キロメートル
出発 8時30分 解散 16時
参加者 学生17名 教職員 5名 車いす利用者 1名 公開講座受講生 4名
第58番札所仙遊寺では、ご住職の小山田憲正さんのお話をお伺いし、瀬戸内海を眺めながらの足湯も堪能しました。気持ちのよい秋晴れの空の下、全員が元気で完歩しました。

スポーツをしていて体力には自信があったのですが、鍛える部分が違うので土踏まずが痛くて、たった15キロメートルを歩くのが辛くてたまりませんでした。スポーツで鍛えて役立ったのが、仙遊寺までのきつい上り坂を車いす利用者である渡部さんを押して登ったときでした。先生たちと一緒に、渡部さんも汗だくになりながらひたすら頂上を目指し、気合で頑張りました。私が後から車いすを押す力よりも、渡部さんは長年乗っていらっしゃるのでパワーが全然違いました。上半身の力だけを使って車椅いすをこぐことはとても体力を使うのだろうなと思いました。

渡部さんが車いすをこぎながらお話をされている姿に、人と人とのバリアはないんだと改めて気付きました。私は車いすに乗っている方が「大変そうだな」、「しんどいだろうな」といった心のバリアに囚われていました。ニコニコしながら紅葉の中を走っている渡部さんはすごく輝いているなぁと思いました。
車いすを自走で頑張ってみましたが、渡部さんのようには上手くスピードをコントロールすることができず、何度も怖い思いをしました。笑顔で豪快に私の前を進む渡部さんの姿を見て、「バリア」って何だろうという疑問がわいてきました。この疑問と出会えて良かったなぁと、歩き遍路を通して思いました。