2022年度(令和4年度)講義概要―シラバス―

商業論 (LKB409)

中山光成

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 講義 2単位 2年 後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識、語学力、主体性、協働性
3 思考力、判断力、実践力

授業科目の目的・テーマ

本講義では、これまでに学んだ簿記、マーケティング、起業論などのビジネス科目を実践的に活用するものである。実際の企業の経営者を想定して、会社の創設、必要な手続き、会計帳簿の作成などを行いながら企業活動について理解し、活用する。また、企業の経営者としての必要なビジネスマナーも身に着ける。

授業修了時の到達目標

① 企業の設立や経営に関する手続きや書類作成ができる
② 企業経営に必要な会計処理ができる
③ 費用・収益のバランスを考えて、簡単な商品の売買取引ができる
④ 基本的なビジネスマナーや資料等の管理について理解し、実践できる

授業内容の全体計画

第1回 ガイダンス、簿記の手続きの復習
第2回 ビジネスマナーの基礎、ビジネス文書の作成と管理
第3回 経営分析、財務諸表の読み方
第4回 銀行の業務
第5回 保険会社の業務
第6回 運送会社、倉庫会社の業務 
第7回 企業の設立手続き① 会計帳簿の作成
第8回 企業の設立手続き② 口座開設、保険契約
第9回 小切手、約束手形のしくみ
第10回 仕入取引① 見積もりと発注手続き
第11回 仕入取引② 代金の支払いと商品管理
第12回 販売取引① 経費等の見積もり、販売価格の決定
第13回 販売取引② 商品の発送、代金の決済
第14回 企業の月末業務
第15回 決算手続
定期試験
 
授業の予定・内容は変更することもある。

授業時間外の学習(予習・復習等)

・事前学習
 簿記で扱った内容を復習する。必要な取引については講義で適宜指示するのでその個所は特に重点的に復習すること
 書類の作成(講義内で内容は適宜支持する) (各回2時間)
 
・事後学習 
 作成した書類、ノートを見直して、再度、各自で講義で扱った書類を作成する。詳細は講義中に指示する(各回2時間)

単位認定に関わる評価方法

・講義時に課題(書類の作成)を課す。
・学期末に期末試験を課す
 課題(書類作成) 50% 期末試験 30% 授業への参加度 20%

受講生に望むこと

・本講義では、簿記の基礎知識が必須です。2年次前期までに「簿記基礎」及び「簿記」を履修しているか、又は高校で簿記を学習していることを前提とします
・1年次に「マーケティング論」「起業論」を履修していることが望ましい
・本講義では、会社の経営者(社会人)としての立場で行うことになる。社会人としての最低限のマナーを遵守する。したがって、無断欠席・遅刻、講義中の無断での教室の出入り等、私語、スマホ等の使用は厳禁。迷惑行為に対しては厳正に対処、退室を求めることもあるので気を付けること
・授業開始後~15分の入室は遅刻、それ以降は欠席扱いとする
・日ごろから政治、経済、事故など社会の出来事に関心を持つこと。毎日、ニュース等をチェックすること。本講義に関係があるニュースは講義内で取り上げる
・講義中に書類を作成し提出を求める。欠席した場合は、その分は各自で行い後日提出することになるので欠席しないようにすること

フィードバックの方法

・課題は返却し、講義で講評する
・終了前10分程度、テーマをあたえるのでそれに対する意見などを書く。その内容は後日の講義で解説、意見交換を行う

アクティブラーニング

講義内で書類を作成し、受講生同士でのディスカッションを行う

テキスト

特になし、プリントを配布します

参考文献

テキスト経営学[第3版]-基礎から最新の理論まで  井原久光 著 ミネルヴァ書房
日商簿記ゼミ3級教本 蛭川幹夫 著 実教出版
日商簿記検定 模擬問題集(3級・2級) 実教出版(日商簿記検定を受験する場合は受験する級のものを購入してください)

実務経験の有無

備考

・本講義では日商簿記検定(3級、2級商業簿記)資格取得を支援する科目です。「簿記」をより実践的な形で学習します
日商簿記検定受験料 3級 2,850円 2級 4,720円

オフィスアワー

木・12:10~14:10

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