2020年度(令和2年度)講義概要―シラバス―

幼児と人間関係 (科目記号:EEM411)

寺川夫央

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択必修科目 演習 1単位 2年 前期

学位授与の方針との関連

1 幼児教育・保育に関する教育課程を編成し、幼稚園教諭・保育士として必要な専門的知識と技能の修得を目指す。
2 幼児教育・保育に関する教育課程を編成し、幼稚園教諭・保育士として必要な思考力・判断力・表現力及び保育実践力の涵養を目指す。
3 幼児教育・保育に関する教育課程を編成し、幼稚園教諭・保育士として地域社会で主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度の涵養を目指す。

授業科目の目的・テーマ

乳幼児期の人間関係の育ちに影響を与えている現代社会の要因について理解することを通して幼児教育で必要とされる教育内容に関する知識を身につける。人間が人との関わりの中で育つという関係論的発達論を基礎理論とし、他者との関係や集団との関係の中で幼児期において人とかかわる力が育つことを理解する。領域「人間関係」のねらいと内容について理解し、幼児の姿と特性を活かした遊びや生活等保育実践体験との関連させ理解を深める。

授業修了時の到達目標

・乳幼児を取り巻く人間関係をめぐる現代的課題を理解する。
・乳幼児の人間関係の発達について、幼稚園・保育所等の生活における関係発達論的視点から理解する。

授業内容の全体計画

第1回:現代社会と幼児の人間関係:自ら育ってきた社会と自らの人間関係の育ち 家庭・地域での経験と乳幼児の教育に期待されること
第2回:0、1、2歳時における人間関係の発達:重要な他者との関係を通しての育ち 家族、地域との関係を通しての育ち
第3回:幼児期の遊びや生活の中で見られる人と関わる力の育ち:関係性の育ちの観点 個と集団の育ちの観点
第4回:乳幼児期の自立心の育ち:自立とは何か 自立への道 具体的な発達の姿にみる自立心の育ち
第5回:幼児期の協同性の育ち:目標を共有し協力してやり遂げようとする力の育ち 具体的な発達の姿にみる協同性の育ち
第6回:幼児期の道徳性・規範意識の芽生えと育ち:他者との葛藤体験を通してきまりの必要性を理解し、気持ちを調整し折り合いをつける力の育ち 具体的な発達の姿にみる道徳性・規範意識の芽生え 
第7回:乳幼児期に育みたい資質・能力と人間関係:乳児期、幼児期、学童期以降の育ちのつながり
第8回:乳幼児期の人間関係のひろがり:幼児の生活と遊びにおけるひろがる場と関係性 幼稚園教諭、保育士として乳幼児期の子どもにどのように人とかかわる力を育むのか

授業時間外の学習(予習・復習等)

事前学修 幼稚園教育要領、保育所保育指針の指定箇所を学習する(1時間)。次回のグループワークのテーマについての個人ワークとして、自分の意見を文章でまとめる(0.5時間)
事後学修 授業内容の再学習(0.5時間)。授業内容のキーワードに関連する新聞記事、ネット情報等を検索し、それについての意見をまとめる(1時間)
レポート作成 テーマに沿ったレポート作成(1回あたり5時間)

単位認定に関わる評価方法

各回の提出物(ワークシート等)の内容 30%、グループワークでの取り組み態度・姿勢 20%
全体討議への参加度と発表内容 20%  最終レポート 30%

受講生に望むこと

自分自身の人間関係の在り方を振り返りながら、領域「人間関係」について考えていきましょう。授業では、グループワークを取り入れます。2年次ということで、発言内容はもちろん、全体発表の積極性を期待します。なお、グループワークなどで知りえた他者の情報の取り扱いには十分に留意しましょう。

フィードバックの方法

レポート、提出物はコメントし、返却する。

アクティブラーニング

毎回、各回のテーマに沿ったグループワークを実施し、全体討議を行う。2年次の科目であり、より全体討議と意見交換を重視して行う。 

テキスト

『新訂 事例で学ぶ保育内容 領域人間関係』 塚本美知子編 萌文書林

参考文献

『幼稚園教育要領解説』  文部科学省 フレーベル館
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』  厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は教職に関する科目のうち、領域及び保育内容の指導法に関する科目であり、保育士養成における保育の内容・方法に関する科目である。
本科目を履修することが「保育内容「人間関係」の指導法」を受講する条件となる。

オフィスアワー

木・11:00~12:30

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