2024年度(令和6年度)講義概要―シラバス―

保育実習指導Ⅰ(施設) (科目記号:EEC303)

寺川夫央・松田文春・岡田奈恵美

卒業/修了要件 授業形態 単位数 配当年次 開講期間
選択科目 演習 1単位 2年 前期・後期

学位授与の方針との関連

2 専門的知識・技能、主体性、協働性
3 思考力、判断力、表現力、保育実践力

授業科目の目的・テーマ

施設における実習を円滑に進め学習効果を向上させる。事前指導では、実習の心構えや実習施設の概要理解、実習地域の社会資源など地域調査、実習計画・目標の設定等を通して、施設実習を有意義に進めるための準備を行う。
事後指導では、実習内容の確認と整理を行い、自己評価に取り組み、今後の課題を見出すための考察を行う。

授業修了時の到達目標

事前指導において、実習の目的や内容、心得を理解し、実習記録等の書き方を習得するとともに、実習施設の概要を理解でき、実習に向けて課題の作成ができる。事後指導において、実習総括、自己評価を行い、自己覚知を高める。

授業内容の全体計画

第1回  教務的ガイダンス、保育実習実施要領の説明
<事前指導>
第2回  実習の意義・目的・内容理解
第3回  子ども、利用者の人権について
第4回~5回  施設理解~施設利用者への概要~見学実習     
第6回  実習施設の生活の流れ
第7回  地域社会資源の調査・レポート課題の提示
第8回  実習書類の作成、実習計画・目標の設定
第9回  援助計画の立て方 実習記録の書き方
第10回 実習計画発表 実習にむけての最終確認
<事後指導>
第11回 実習事例検討① ケースの提示
第12回 事例検討② 事例発表の方法
第13回 分析と考察について
第14回 実習報告書作成①(校正含む)
第15回 実習報告書作成②(清書)

授業時間外の学習(予習・復習等)

第1回~第3回 テキストを読み直し、保育実習についての理解を深める。(3時間)
第4回~第6回 見学実習の記録をまとめ、施設使用者等について文献や資料を読み直す。(3時間)
第7回 地域社会資源について自分の居住地周辺の状況を調査し、まとめておく。(1時間)
第8回~第10回 実習先についての理解を深め、実習計画を作成する。(3時間)
第11回~第15回 実習記録を見直し、不備があるところは手直しするなどして、実習報告書をまとめる。(5時間)


授業時に配布する資料を復習し、理解を深めること。
テキストを熟読し、実習施設について各自情報収集すること。
また、施設が募集するボランティア活動などに積極的に参加し、知識や理解を深めること。

単位認定に関わる評価方法

①授業参加態度30%、実習計画30%、実習報告書等40%で総合的に判断する。 
②実習に出るには、開始日までの保育実習指導の授業に出席していることと、出席時の態度が節度あるもの(携帯電話は鞄等に収納する、私語を慎む、積極的に理解しようとするなど)である必要がある。実習事前指導、事後指導を通して自己都合による欠席は原則認めない。

受講生に望むこと

学ぶ姿勢を心得、自分の考えを述べること。実習施設の概要をしっかりと事前に把握しておくこと。

フィードバックの方法

実習記録や実習先からの評価をもとに、ここに面接を行い、振り返りを促す。

アクティブラーニング

実習施設の種別ごとにグループディスカッションなどを行い、学びを深める。

テキスト

『保育実習』新基本保育シリーズ 近喰晴子編 中央法規

参考文献

『保育福祉小六法』株式会社みらい
実習施設のパンフレット
『幼保連携型認定子ども園教育・保育要領解説』 内閣府・文科省・厚生労働省 フレーベル館
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

実務経験の有無

備考

本科目は保育士養成における保育実習に関する科目である。

オフィスアワー

寺川 火・16:00~17:00
松田 火・12:30~14:00
岡田 月・14:30~16:30

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